講話 12 - 11
気づきを読む・書くあなたたちの意識が“わたし”の無限の本質に気づくとき、そして、この無限の本質があなたたちの自己自身の内にもあることに気づくとき、あなたたちは“わたし”と同じように心の内奥から「“わたし”と父は一つです」と言うことができます。“実在という根源”を認識し、この同一の根源がすべてのものの中にあることを知ることによって、“父なる神が創り給うた自然”の内なる領域に入ります。かくて、“わたし”はあなたたちの中で、あなたたちを通して働いているのです。
講話 12 - 12
気づきを読む・書く“わたし” のこの思い、 “わたし” のこの言葉は、今、あなたたちの魂の奥深くで注意を引くことを求めています。これらの言葉はあなたたちの自己自身の一部となり、やがてあなたたちの人生に現れ、平和と調和、そして喜びをもたらすでしょう。
講話 12 - 13
気づきを読む・書くあなたたちの硬直した信念や信仰のために、あまりにも大きな“キリストの霊力”(the Christ Force)が自己実現できないままに、あなたたちの心(想念)の中に閉じ込められてしまっています。
講話 12 - 14
気づきを読む・書く信念や信仰に固執する心(想念)を覗きさえすれば、どれほど束縛されているかが見て取れます。これこそがまさに“キリスト”が世界に現れることを妨げている無智であり、分離と対立の因となっているものです。
講話 12 - 15
気づきを読む・書くまったくそのとおりなのです!幼い頃でさえ、制約された信念が詰め込まれていました。その後も“キリスト”を窒息させるような信念を抱えたまま子供から大人へと成長し、成熟していきます。しかし、魂が自らの内にある“力”に気づくまで自由になることはできません。制約された信念や他人の考えを捨て去り、それらに縛られなくなったとき、初めて魂は自由になることができます。そうして、初めにあった“言葉”を自由に表すことができるようになるのです。
講話 12 - 16
気づきを読む・書く“わたし”が世にやってきたのは、すべての人びとを制約の鎖から解放するためでした。ただ父なる神にのみ目を向けなさい。父を通してのみ、自由になることができるのです。あなたたち自己自身の内なる父のみが唯一の権威です。他にはありません。
講話 12 - 17
気づきを読む・書く花々は内に秘められた力によって開花します。同様に、人の魂も内なる“キリストの命”によって開かれるのです。ゆえに、あなたたちの限定された心の働かせ方(mental processes)によってそれを妨げてはいけません。
講話 12 - 18
気づきを読む・書く理解するのは容易ですが、実際に自分の束縛を投げ捨てることはなんと難しいことでしょう!さまざまな信念や信仰、考えによって目隠しされ、支配されてきた人びとは自由を求めてもがきますが、彼ら自身の考えや信念、信仰が彼らを縛り続けているのです。
講話 12 - 19
気づきを読む・書く全世界の人びとの心(想念)から、これらの束縛された信念や信仰、考えがきれいさっぱり取り除かれるとき、世界は真に“キリストの命”を現すことができます。
講話 12 - 20
気づきを読む・書く地上での“生命”を経験し、地上を去ったあなたたちは、自分の凝り固まった信仰や信念を捨てることがどれほど困難であったかを知っています。あなたたちの中には、いまだにそれらに固執しながら、解放されることを求め、奮闘を続けている人もいます。しかし、次第に解き放たれていくにつれて、信仰や信念のようなものは存在しなかったことに気づくでしょう。唯一の“知ること”とは、分離のない神を理解することだったのです。