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古い絆は崩壊しつつあり、過去の廃れた信条は消えようとしています。樹液すなわち生命が失われた木の枝と同じように、生き続けることはできないのです。

人類全体がより高い思考の次元へと高められつつあります。“わたし”はあなたたちの中にいて、無用な言葉や教義によって作られた空虚さを埋めています。あなたたちはもはや偽りに執着する必要はないのです。

もはや、遠く離れた神を説く者たちに耳を傾けることはありません。あなたたちの内なる“霊”に耳を傾けなさい、そこに真理が宿っているのです。

もしあなたたちが他人の信念に縛られているのであれば、あなたたちは束縛されていることになります。 “わたし”はその束縛から解き放ち、あなたたちを自由にするためにやって来たのです。“わたし”は“唯一の生ける神”がおられるという“真理”、すなわちあなたたちの内に“生ける神”がおられるという“真理”を授けることによって、あなたたちを自由にします。神のみが生きておられます。神が生きておられるので、“わたし”は生きています。父はご自身の中に“命”を持たれているので、子自身の中に“命”を授けられているのです。

自分は神と一体であると知っていること、それを意識的に自覚していること、それがあなたたちの救いのすべてです。これこそが自由への開かれた扉です。

あなたたちのこれまでの心(想念)は、外側の誤った考えで埋め尽くされてしまっており、そのため、唯一の“真実にして実在”である“神聖なる内側”への扉を閉ざしてしまっていたのです。

他人の言ったことを心に問うことなく信じ、その考えや信念を受け入れるならば、あなたたちは“考える人”ではなく“模倣者”となり、束縛されることになります。

偶像を拝む時点でもはや自分自身で考える力を失い、あなたたちが拝むものがあなたたちの思考を破壊してしまいます。なぜなら、あなたたちは無智に陥り、あなたたちの内に宿る“生ける神”という“唯一の真理”を見ることができなくなってしまうからです。

あなたたちは気づいてきませんでしたが、あなたたちが“わたし”から、お互いの人びとから、そして神から(も)引き離され、別々になっているというあなたたちの“分離の感覚”こそが、(真理に対する)大いなる敵だったのです。

これまで多くの人びとが、あなたたちに対して、人間は神の家の外にいるのであり、神の家に入るためには、何か特別なことをしなければならないと信じ込ませてきました。けれども、あなたたちはすでに神の家の中にいるので、あなたたちはこの“真理”に目覚めなければならない、とわたしは言っているのです。