講話番号順に表示 新規投稿順に表示

わたしがあなたたちの中を回っていると、あなたたちがわたしの“愛”に感応していることがはっきりとわかります。ですが、わたしはあなたたちの自己自身の魂の内なる“キリスト”に感応してほしいのです。わたしに備わっている“わたし”のこの“平安”、この“愛”、この“力”は、あなたたちのものでもあるのです。

霊的なものは常に完璧です。肉的なものはしばしば調和を失い、無智から生じる多くの不完全さがあり、世代を超えて反応してしまいます。

にもかかわらず、“世の光”の種は闇を貫き、多くの人びとの心と思いの中に押し寄せ、前進しています。そしてそのために、父が“わたし”を世に送られたのです。

およそ2千年前から今日に至るまでの出来事、当時の人びとに蔓延していた粗雑な精神状態――そうした事象を考えてもみなさい。 “真理”を認識している者はごくわずかでした。“真理”を理解できる者がほとんどいなかったからです。

わたし自身の弟子たちでさえ、それを教えることは困難でした。けれども、彼らが大いなる“真理”の意味をしっかりと把握したとき、今やあなたたちがわたしの弟子であるように、わたしの弟子となったのです。彼らの内に宿っている“キリスト”を通じて彼らに注がれた“力”によって、わたしの弟子となったのです。

“霊”の火が彼らの上にとどまり、“神のキリスト”の“力”に火を灯したのです。―― これと同じことがあなたたちにも起こるのです。(マタイによる福音書3章11節、ルカによる福音書3章16節、使徒言行録2章3節)

種が自分と同じものを引き寄せ、急速に成長するように、“キリスト”という種があなたたちの中で成長し、(類は友を呼ぶように)似たものを引き寄せ、あなたたち自身の魂の中で成長し、自己を現していきます。これこそが、あなたたちが常に使用できる唯一の力です。

“霊”から生まれ、神の似姿であることを知っている人びとには、自分が知られているように知ることができるよう、“わたし”は真理を明らかにします。(コリントの信徒への手紙一13章12節、講話6-65)

あなたたちの多くが外に救いを求め、ある者はこの先生に、またある者は別の先生に従ってきました。これがあなたたちを混乱させ、内側からしか成されることのない真実の働きを妨げてきました。

次から次へと本を読み漁り、あれこれの思想に合わせようとすることのなんと難しいことか ―― この教え、その信条、この組織、あのグループと追随し、さまざまな信条や信仰に合わせようとすること、それはあなたたちの魂にとってどれほど迷惑なことでしょうか。