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神以外に生ける存在はなく、神が無限であるためには、神は無限の空間を満たしていなければなりません。神は“わたし”の中に生き、“わたし”は神の中に生き、神はあなたたちの中に生き、あなたたちは“わたし”の中に生きなければなりません。わたしたちは無限である神において“一つ”なのです。

こうした前提がなければ、神はその本質において無限であることはできません。分離・分割はどこにもありません。これこそが、“わたし”が今、あなたたちに告げる“真理”です。“わたし”を見た者は父を見たのです。

あなたたちは今の今、父の中にいて、父はあなたたちの中にいるのです。わたしが行ったように、あなたたちも意識的にこの“真理”に入ることができるのです。このことを告げるためにわたしは再び、あなたたちのもとに来ているのです。まことにあなたたちに言っておきます。「“わたし”と父は一つです」。

わたしがこの兄弟(著者 M.ベイン氏)を通じてあなたたちに与えているこれらの言葉は、あなたたちが注意深く学ぶことができるように書き取られています。内なるものを明らかにするような表現で与えられているこれらの言葉は、あなたたちが理解するためには、(注意深く学ぶことを)何度も繰り返す必要があります。

これらの言葉を深く思索、黙想することによって、あなたたちはその深遠な意味に目覚めるようになります。そして、そうすることによってあなたたちの“内なる中心の力”である“真理”は外側に引き出され、外側では、あなたたちの体の全細胞が、“真理”を宣言するようになるのです。

世界の至る所で、自分自身でこの発見をした男女がおり、彼らはそれによって一切が調和するようになりました。もはや旅は終わり、彼らは急ぐことをやめました。

自分は父の家にいること、父の家にはすべての人びとのために十分な量が用意されていることがわかったとき、あなたたちもまた父の食卓に座り、その祝宴に与るのです。

これこそが悟りの真の秘訣なのです。意識が意識自身を自覚するとき、意識は万物を創造した“神の霊”であり、初めにそうであったように、今も、そして未来永劫、変わることはないことを自覚するのです。

この発見をした今、あなたたちはもはや父の家ではよそ者ではありません。“わたし”は父の家であなたたちと“一つ”であり、“わたし”があなたたちのために証をするからです。

“わたし”はあなたたちと“一つ”です。“神のキリスト”は父の独り子であり、天においても地においても、唯一の生ける神の“霊”であり、“意識”、“知性”、“叡智”、“愛”を持たれていることをあなたたちは知らないのですか。父のすべての性質は、子を通して表現されます。父がご自身の内に“命”を持たれているように、子自身の内にも同じ“命”を持つことをお許しになったのです。(ヨハネによる福音書5章26節)