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あなたたちは“無限なる感覚”に圧倒されると同時に、あらゆる偽りの信念や信仰があなたたちから脱落していくことを感じるでしょう。

どのような経緯で肉体から去ったとしても、あなたたちは同じ生きている魂として存続します。あなたたちは依然としてあなたたち自身であり、あなたたちが愛したすべての人びとの中に、これまで以上の愛、これまで以上の魅力、より深い理解を見出すことができるでしょう。“愛”においては失われるものは何もないからです。

わたしは弟子たちに手や足を見せたではありませんか。わたしは地上で彼らが知っていたわたしと同じでした。しかし、わたしは自分が“神のキリスト”であることを知っていました。あなたたち一人ひとりもこの“真理”に目覚めなければなりません。この“真理”に目覚めることによって、無智に打ち勝つことができる“自覚”が生まれるのです。

無智はあなたたちの内なる“実在”を曇らせます。大多数の人びとは、まちがった信念や信仰のために学ぶのが遅いのです。

それゆえに、すべての誤りと無智をきっぱりと捨て去り、 今こそあなたたちの自己自身の“生きている存在”(Being)という真理に没入しなさい。

あなたたちは今、この真理に完全に没入することができますか。あなたたちは“生きている存在”(Beings)です。“神の命”があなたたちの内に生きているのです。あなたたちは“生きている存在”として、神の外ではなく神の内に存在しているのです。これを悟ったとき“意識の拡大”が生じ、“現実”を知覚し、終わりのない“永遠なる実在”に気づきます。ああ、もしあなたたちがこれを知るならば、今この瞬間に解脱が訪れるのです。

わたしの弟子たちでさえ、わたしが彼らのところに再び現れるまでは十分には理解していませんでした。

久遠の“神のキリスト”は永遠に生きています。しかし彼らはなかなか理解できませんでした。彼らはちょうどあなたたちのような人びとでした。しかし、“キリストの霊”によってわたしの使徒となったのです。

現在でもここにいる多くの方々が、あなたたちに語っているのが“わたし”であることを完全には理解していないことをわたしは知っています。

トマスも信じませんでした。彼もわたしの手と足を見ようとし、わたしの脇腹に手を差し込んでから信じようとしたのです。(ヨハネによる福音書20章25節)