講話番号順に表示 新規投稿順に表示

地球には巨大な隠された内部が存在しています。その中に、創造的で再構築的な働きを持ち、形を持って表現される不可視の“大いなる霊力”( Spiritual Force)が保持されているのです。

この偉大な“霊力”は、あなたたちの内に“キリスト”として個別化され、“愛”を中心に据え、その栄光と力のすべてによって“無限の命”を表現しています。なぜなら、“力”の支配は“愛”にあるからです。神は“愛”であり、“愛”こそが神なのです。

かつてわたしは弟子たちに密かに秘儀(ひぎ)を教えましたが、今あなたたちに同様に教えています。

“わたし”を信じる者は今や“わたし”の弟子です。“キリスト”すなわち唯一の父なる神の子を認めることによって生じる大いなる報いを手に入れるのです。一方、“わたし”を信じない者は、唯一の神の独り子“キリスト”を認めなかったため、その報いを失ってしまうのです。

すべての創造物は、唯一神である父の思いの表現であり、父は鉱物や植物、動物、そして人間に息吹を与えています。自己意識が自己を認識することにより“存在する”ことを悟るのです。意識が何かを認識すると、それが現実として現れるのです。これは不変の“命の法則”なのです。

 “意識”は、“自己”を“神の意識”の表現として認識しなければなりません。父がご自身の内に“命”を持たれているように、父の子にもまた同じ“命”を持つことを許されたのです。

父は“宇宙”とその中にあるすべてのものを“意識”しておられます。父の“意識”は“宇宙の創造原理”であり、その“意識”は人の子の内にも確立されています。父は子を知り、子は父を知ります。“キリスト”は神の子であり、あなたたちはわたしの兄弟姉妹です。

“命”だけが“意識”をもっています。「わたしは“命”なのです」。

心(想念)の中で“命”に形を与え、その形のあるものが実在であるなどと言ってはなりません。“命”は形を創造しますが、形からは独立しています。

推理することによってあれこれと理論をこねくり回し、“命”を制約してはなりません。あなたたちの心(想念)を超えた全体なるものへの道を閉ざしてはいけません。