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手を伸ばしてこの“命の樹”をしっかりとつかみなさい。それは“永遠の命”に至る “生ける水の泉”だからです。

世の中のほとんどの人びとは無智の中で成長してきたために、あらゆる面で完全に成長してきたとはいえません。それが世の中の多くの病気の原因となっています。

しかし、苦悩を通じ、体験を通じて、霊的な自己(真我)を悟っていくことは、そうでなかったよりも、良いことなのです。なぜならそれらは、あなたたちの悟りを助けるのにふさわしい、世における親切な悪であり、あらゆる偽物をすべて見抜くことによって、“キリスト力”を開発するものだからです。

何があなたたちを苦しめようとも、どんな状況になろうとも、恐れるものは何もありません ―― “キリスト”はすべてに打ち勝ちます。これがあなたたちの“力”、あなたたちの内に存在する“神の力”です。それは初めからあなたたちの中にあり、体の内にあっても外にあっても永遠に変わらない“創造力”なのです。このように、天においても地においても、すべての力があなたたちに与えられているのです。

あなたたちは肉体によって縛られているのではなく、悪の力を信じることによって、想念によって縛られているのです。“命の樹”(生命の樹)をしっかりとつかみなさい。そうすればあなたたちは自由になるのです。(創世記2章9節、3章22、24節。箴言3章18節、11章30節、13章12節、15章4節。ヨハネの黙示録2章7節、22章2、14、19節。エズラ記(ラテン語)2章12節、8章52節)

“命の樹”によって未開発な者も目覚め、神と人に内在する唯一の“創造力”である「“わたし”はある」を知ることになります。わたしは“命”です。

人は皆、“真理”に目覚めます。しかし、心(ハート)が清くなるまでは、“真理”は全面的には明かされない方がよいのです。

人の内なる“創造力”は実に強大なものです。ゆえに、意識がそれに気づくときには、その行動を導き、指揮する“愛”がなければならないのです。

“神の愛のハート”は、あなたたち自身のハートと一致して鼓動していなければなりません。あなたたちが“真理”に気づけば、“真理”は努力することなく“自ら”を明かします。多くの人びとは成長してきたにもかかわらず、“真理”については無智なために、自らさまざまな疾患(しっかん)や困難を作り出してしまいます。

“真理”を知り、それらの不調和が相対的なものであることを見極めたとき、“キリスト”はそれらすべてを超越し、あらゆる望ましくない逆境や悪条件の排除者となるのです。