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人は感覚の幻想によって惑わされています。しかし、人の内なる“霊”の、内なる働きによって、“神のキリスト”が紐解かれつつあり、感覚の幻想は速やかに消え去っていきます。(“神のキリスト”= the Christ of God 講話3-25、講話4-65、講話6-20、講話7-120、講話8-14、講話9-20、講話11-17、32、講話12-40、講話14-1、7 “創造力”= Creative Power 講話3-31、講話7-32、90、91)

今、世界で起きていることは、まさに人類における霊性の勃興現象なのです。

“霊”は休息なく不断に自己を展開しています。しかし、多くの人びとが無智なままに展開が進んでいるため、(多くの人びとが)自分自身や他者を傷つけているのを目にします。もしすべての人びとが、内から展開される“真理”に気づいているならば、平和が訪れます。しかし言っておきますが、“平安”はここにあるのです。“愛”が世の礎だからです。(講話10-67~68)

初めにあったものは今もあります。初めに定められたものが今存在しています。しかし人類はいまだに“命の樹”を手にしていません。まだ、“善悪の知識の木”の実を食べています。その樹の根は自分自身にあるのです。(創世記2章9、16、17節、3章22、23節、講話10-53、56、57、61、65、66)

あなたたちは“わたし”の中に入ることによって、自分の状態から引き上げられます。“わたし”はあなたたちの中に鎮座していますが、あなたたちは外を捜し、“わたし”を見いださなかったのです。心を内に向けなさい、そうすればそこに神を見いだします。心の清い者は神を知ります。

心(想念)が混乱していると安らぎはありません。“わたし”に混乱はありえません、わたしは「“わたし”は“命”である」ことを知っています。もしあなたたちの心(想念)がさまざまな考えや信念によって混乱し、互いに分離しているならば、あなたたちは決して“唯一”なる“永遠の神”を知ることはできません。

心(ハート)の清い者はすべての人の中に神を見ます。信念、考え、想像、これらは心(想念)の産物に過ぎませんが、“実在”は“永遠”であり、常に、今の今、“それ自身”を現しています。

人類は“聖なる悟り”と“愛”の具現によって、自己自身の“神聖なる支配力”に目覚め、引き上げられていきます。こうして心の清い者は神を知ることになるのです。(講話10-50、55)

かつてわたしはこれらの話を弟子たちにしましたが、まったく同じ話をあなたたちにも語っています。今のこの世界ではあなたたちもわたしの弟子であり、わたしはあなたたちの中で働いているからです。

人が神の意識に到達するまでは、知識は苦悩から生まれます。あなたたちが自分自身の中に、唯一無二の“真実の力”が実在し、顕現しているという自覚に到達したとき、その苦しみはこの悟りに至るための手段であったことがわかり、苦しみはなくなります。