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物質としての体(肉体)から去った多くの人びとは、肉体をもっている他の人びとを見守り、助け、指導しています。あなたたちの一人ひとりに天使の導き手(守護霊)がいるのです。あなたたちは一瞬たりとも孤独になることはないのです。

あなたたちが赤子として地上に入るとき、いいえ、赤子としてこの世に入ってくる前からあなたたちを導く天使が共にいるのです。あなたたちが肉体を去った後でさえも、あなたたちの“霊的感覚”が成熟するまで、天使はあなたたちと共にい続けるのです。

あなたたちもいつの日か、あなたたちの愛する誰かを導く天使の一人になるのです。地上でもっとも身近で、かつ親しかった人が、あなたたちのガイドになるとは限りません。地上ではまったく知りあったことのない人でも、“霊”においては結ばれていることが多いのです。

復讐を願ってはなりません。自分自身の心の中にあるものは自分自身にも降りかかって来るからです。この言葉を理解することができれば、諸刃の剣の意味がわかるでしょう。あなたたちが誰かについて自分の心(ハート)の中で思うことは、それがどんなものであれあなたたち自身の中に造りだしているのです。

互いに親切にし、やさしい心をもって、お互いを赦(ゆる)し合いなさい。神があなたたちを赦されるように、(神のご意志として)“わたし”のために、あなたたちも互いに赦しあわなければなりません。

心(ハート)が清いということは、父の愛する子として神のようになるということです。

神は唯一、神の内なる“キリスト”も唯一、“キリスト”の内なる神も唯一しかおられません。この“キリスト”があなたたちの内に宿っており、それはあなたたちの唯一の“実在”であり、あなたたちの“真実の自己”(Real Self)です。ゆえに、あなたたちは “真我”(Self)でありなさい、あなたたちの天の父が完全であるように、あなたたちも完全でありなさい。(マタイによる福音書5章48節、講話8-58~59)

これらの言葉の真実の意味が理解できますか。あなたたちは“真我”(Self)でありなさい、あなたたちの天の父が完全であるように、あなたたちも完全でありなさい。(マタイによる福音書5章48節)

この偉大なる“真理”に対する無智が人間の内面的な貧困さであり、それによって心が外に向いてしまい、大切な物事を自己の外に求めてしまいます。しかしそうしたところで、依然として貧困なままなのです。

これは人間が自ら造り出してしまう地獄です。彼が大事にするこの世の物事に安らぎを見出すことはできないからです。たとえそれらにしがみついても失うことになります。それらは(この世から)持っていくことはできないからです。