講話 3 – 11
気づきこの状態は、一部の人間が勧めるような 心を「空白」にすることや「無念無想」になることではありません。また、理解と受容がないままに、意識や想念をコントロールしようとする努力の状態でもありません。
(詩篇 46:10、131:2、マタイによる福音書 6:5-6,25、11:29、ローマの信徒への手紙 12:2、出エジプト記 20:18-21、列王記上 19:9-13、哀歌5)
講話 3 – 12
気づきあなたたちはこのような極端なやり方は避けなければいけません。あなたたちと“父”との間にはどんな分離も本当にないのです。これを理解することによってもたらされる真の静寂を心に保ち続けなさい。
(ヨハネによる福音書 10:30、14:10,20、詩篇 46:10、エフェソの信徒への手紙 2:18、コリントの信徒への手紙一 6:17、テモテへの手紙一 2:11)
講話 3 – 13
気づき心の中で言いなさい。「わたしの内に常に留まっておられるのは“父”であり、“父”が仕事をなされているのです」と。そうすることによって、あなたたちの個の意識は全宇宙に遍く満ちてい給う“神意識”(God Consciousness)と一体化するのです。
(イザヤ書 41:10、詩篇 46:1、箴言 3:5、ヨハネによる福音書 14:10,20、17:21-23、15:4-5、コリントの信徒への手紙一 3:16、フィリピの信徒への手紙 4:13)
講話 3 – 14
気づきあなたたちが“わたし”に気づき、“わたし”の“命”が永遠であることを理解するとき、“わたし”は“わたし”自身の真の本性を現します。“わたし”の“命”の永遠性を理解することは、あなたたちの中に“キリスト”が顕現するということです。天にも地にも、これ以上の力はありません。天においても地においても、すべての力が“わたし”に与えられています。これこそが“わたし”の真の姿であり、“神の愛”の現れなのです。“わたし”の“命”溢れる臨在が常にあなたたちと共にあること、これがあなたたちにとって何をもたらすことになるのか、心の内奥で深く問うてみなさい。この悟りの中に栄光と平安があるのです。
(マタイによる福音書 28:18、ヨハネによる福音書 1:14、14:9,20、フィリピの信徒への手紙 4:13、コリントの信徒への手紙一 1:30、詩篇 139:13-14)
講話 3 – 15
気づき肉体を離れ世を去った人びとも、いぜんとして生きています。まだ肉体から離れていないと思っている者もいれば、夢の中のような状態の者もいます。しかし、万生万物の中に“ご自身”を永遠に表現されている“生ける神”が存在しているという真実に、すべての者が目覚めていくのです。神の現れは永遠の臨在であり、あなたたちの内なる“キリスト”として常に紐解かれているのです。
(ヨハネの黙示録 21:3-4、コリントの信徒への手紙一 15:22,51-54、ヨハネによる福音書 11:25-26、14:6、コロサイの信徒への手紙 3:10-11、ヘブライの信徒への手紙2:1 1)
講話 3 – 16
気づきこのように“キリスト”を現すことは、あなたたち自身とあなたたちが接触するすべての人びとに最も価値のある結果をもたらします。 なぜなら、“キリスト”という“内なる神の力”が現れることによって、あらゆる不調和が静かに消え去っていくからです。不調和はあなたたちがそれを信じないかぎり、もはやどんな力も持たないのです。
(ヨハネによる福音書 14:27、フィリピの信徒への手紙 4:6-7、ローマの信徒への手紙 8:31、コリントの信徒への手紙一 15:57)
講話 3 – 17
気づきあなたたちはわたしを、自分たちとはまったく異なる存在だと考えています。二千年前の出来事を聖書で読むとき、あなたたちはわたしを過去の人物であると考えます。しかし、“わたし”は常にあなたたちと共にいるのです。覚えておきなさい、“わたし”の中にいる同じ“神の霊”が、すべての魂の中に宿っているのです。 “父のご意志”を行う者は、わたしの母であり、わたしの姉妹であり、兄弟なのです。
(マタイによる福音書 7:21、12:50、ヨハネによる福音書 14:18,20,23、マルコによる福音書 3:35、ルカによる福音書 8:21、ガラテヤの信徒への手紙 3:28、ローマの信徒への手紙 8:9)
講話 3 – 18
気づきわたしの中に宿る神と同じ“霊”が、あなたたちの中にも宿っておられます。この“真実”を認め、理解したとき、あなたたちの中に同じ“キリスト”が現れます。なぜなら、あなたたちにも万物を支配する権能が与えられているからです。“わたし”を信じる者は、わたしよりもさらに偉大なる業を成し遂げるでしょう。
(ヨハネによる福音書 14:12、マタイによる福音書 28:18、ローマの信徒への手紙 8:11、コリントの信徒への手紙一 12:4-11、創世記 1:28)
講話 3 – 19
気づき「“わたし”はある」の“わたし”とは最奥の“霊意識”(the innermost Spirit-Consciousness)のことであり、“キリスト意識”(the Consciousness of the Christ)とは“神の意識”( the Consciousness of God)であり、“子”の中に現れている“父”なのです。
(ヨハネによる福音書 10:30、14:9,20、ヘブライの信徒への手紙 1:3、コロサイの信徒への手紙 1:15-16、コリントの信徒への手紙一 2:16)
講話 3 – 20
気づきこの“真実”をしっかりと受けとめ、人生の中に神が現れてくるようにしなさい。あなたたちは“意識”です。“意識”は“命”です。それに目覚めなさい。あなたたちの“意識”、すなわちあなたたちの“命”の展開こそが、あなたたちの人生を支配する最も重大な要素なのです。
(ヨハネによる福音書 10:10、マタイによる福音書 6:25、ローマの信徒への手紙 12:2、詩篇 90:12、139:13-14)