この講話を聞くことが許されなかったという不満を、何人かの人が兄弟に言ったことを、わたしは承知しています。この講話は、特別な条件でしか実現できず、そのために、“わたし”があなたたちを選んだのであり、あなたたちが、“わたし”を選んだのではないのです。

（ヨハネによる福音書 15:16、マタイによる福音書 13:11、20:16、マルコによる福音書 3:13-14、4:10-12、ルカによる福音書 6:13、8:10、ローマの信徒への手紙 9:15-16、エフェソの信徒への手紙 1:4、コリントの信徒への手紙二 4:1、エゼキエル書 3:17、エレミヤ書 1:5、ヨハネの黙示録 3:8、17:14）

“わたし”は、他の人びとを、この偉大なる“真理”から閉め出そうとしているのではありません。それを覚えておきなさい。その理由は、あなたたちが選ばれたからです。多くの者が招かれますが、選ばれる者は少ないのです。わたしは弟子たちに、“神の力”とそれを賢く用いる方法を、密かに教えました。同じように、あなたたちにも教えています。あなたたちがこの力を賢明に用い、世界に、よりすぐれた悟りをもたらすことができるようにするためです。

（マタイによる福音書 13:10-11、20:16、22:14、ヨハネによる福音書 15:16、ルカによる福音書 8:10、マルコによる福音書 4:33-34、コリントの信徒への手紙二 4:1、出エジプト記 19:5-6、エレミヤ書 1:5、ヨハネの黙示録 2:17、3:12、14:1-5、17:14、21:7）

あなたたちが世に出て行くときは、“わたし”の弟子となり、“永遠の命”の“真理”を広めなさい。“愛”のみが、世に“平和と幸福”をもたらすことができると伝えなさい。

（マタイによる福音書 28:19-20、マルコによる福音書 12:29-31、16:15、ルカによる福音書 10:2-3、24:47、ヨハネによる福音書 13:34-35、15:12-13、ローマの信徒への手紙 10:14-15、13:8-10、レビ記 19:18、ミカ書 6:8、イザヤ書 52:7、ヨハネの黙示録 14:6-7、21:6-7、22:17）

人は、 “わたし”を見上げなければなりません。そうすることによって、自己を引き上げることができるのです。モーゼが荒野で蛇を高く上げたように、“人の子”も上げられるのです。

（ヨハネによる福音書 3:14-15、12:32-33、マルコによる福音書 8:34、10:45、ルカによる福音書 9:22、24:7、民数記 21:4-9、申命記 8:3、フィリピの信徒への手紙 2:9-11、ヘブライ人への手紙 12:2、ヨハネの黙示録 1:7,17-18、5:9-10）

では、“キリスト”を、あなたたちの心の内に、常住させなさい。そうすれば、あなたたちは、常に、新たな“キリスト”の展開を、意識し続けることができるでしょう。あなたたちの中に、“神のキリスト”として人格化された“神の霊”の創造力を目で見、耳で聞き、知ることができるのです。

（ガラテヤの信徒への手紙 2:20、コロサイの信徒への手紙 1:27、コリントの信徒への手紙二 13:5、エフェソの信徒への手紙 3:17、ローマの信徒への手紙 8:10、ルカによる福音書 8:15、17:21、ヨハネによる福音書 14:23、15:4-5、マルコによる福音書 11:22-23、エレミヤ書 31:33、詩編 139:23-24、ヨハネの黙示録 3:20、22:17）

真の祈りとは、深い真剣さです。そうした祈りには、大いなる引力が備わっています。真剣な祈りとは、外部の神に向けたものではなく、内なる“キリスト”を通じ、“父”と交わることなのです。祈りでは、真剣さが特に重要なものであることを、しっかりと心に刻みつけておきなさい。

（マタイによる福音書 6:6、マルコによる福音書 11:24、ルカによる福音書 11:9-10、18:1、ヨハネによる福音書 4:24、14:6、ローマの信徒への手紙 8:26、フィリピの信徒への手紙 4:6-7、エフェソの信徒への手紙 3:14-19、エレミヤ書 29:13、詩編 63:1、145:18、ヨハネの黙示録 3:20、8:3-4）

これが、祈りにおける真剣さというものです。“創造力”と、“創造”の場は、内にあり、そこに、“わたし”が住んでいる、ということです。“わたし”は、“万生万物”の内に生きている、と認識しなさい。

（コロサイの信徒への手紙 1:27、ガラテヤの信徒への手紙 2:20、ヨハネによる福音書 14:10、15:4、マルコによる福音書 11:23、ルカによる福音書 11:13、17:21、ローマの信徒への手紙 8:9-10、エフェソの信徒への手紙 3:16-17、コリントの信徒への手紙一 3:16、コリントの信徒への手紙二 6:16、ハバクク書 2:20、詩編 139:7-10、ヨハネの黙示録 3:20、21:3）

あなたたちが、“わたし”を愛するとき、あなたたちは、“わたしの父”をも愛しているのです。“父”は、“父”を愛する者すべてに、大いなる恵みを用意されているのです。

（ヨハネによる福音書 14:21-23、マタイによる福音書 7:21、マルコによる福音書 12:29-30、ルカによる福音書 6:35、10:27、ローマの信徒への手紙 8:28、コリントの信徒への手紙一 2:9、1ヨハネの手紙一 4:19-21、申命記 6:5、7:9、詩編 31:23、ヨハネの黙示録 3:20、21:7）

“わたし”は、神と共にあった初めの“言葉”であり、すべてのものは、“わたし”の手によって生じました。“わたし”なしに生じたものは、何一つないのです。

（ヨハネによる福音書 1:3、マルコによる福音書 13:31、ルカによる福音書 1:37、コリントの信徒への手紙一 8:6、コロサイの信徒への手紙 1:16、ヘブライ人への手紙 1:2-3、箴言 8:22-30、詩編 33:6、ヨハネの黙示録 1:8、19:13、21:6、22:13-14,17）

“父”は、“わたし”を通して創造され、今も、“わたし”を通して、語り続けておられます。

（ヨハネによる福音書 5:19-20、12:49、14:10、ルカによる福音書 10:22、コロサイの信徒への手紙 1:16、ヘブライ人への手紙 1:2、箴言 8:30、エレミヤ書 1:9、イザヤ書 42:1、詩編 33:6、ヨハネの黙示録 1:8、3:14、21:6、22:13-14,17）