講話 1 – 30

人びとは死者の復活のことを聞き、あざ笑いました。しかし、生きている“宇宙”の中に、どうして死んでいるものが存在し得るのでしょうか。“永遠なる生ける神”の中に、どうして死んでいるものが存在し得るのでしょうか。至るところに変化が起きていますが、その変化の中に死はありません。すべての微粒子は、ある形から別の形に変化する生きた粒子です。無智な者が見るのは死であり、悟った者が見るのは“命”の営みです。無智な者は、ある状態から別の状態に変化していく移り変わりの法則を理解していないので、自分の心の中に死と呼ばれる幻影を創り出してしまいます。

(ヨハネによる福音書11:25-26、コロサイの信徒への手紙1:17、コリントの信徒への手紙二 5:1-10、知恵の書 3:1-8、ヨハネの黙示録 21:1-4)

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