講話 8 - 1
気づきを読む・書く天とはもっとも内奥、すなわち“霊”の王国です。“キリスト意識”と呼ばれている、“至高者”の幕屋(まくや)です。
講話 8 - 2
気づきを読む・書く地とは外なるもの、または反対側にあるもの、あるいは物質的なものの象徴ですが、両方とも“一なるもの”の中に完全に一体となって、永遠に存在し続けています。
講話 8 - 3
気づきを読む・書く「天国はあなたたちの内にある」。この言葉は世界中で宣言されてきています。しかし、その深い意味を理解した者はほとんどいません。
講話 8 - 4
気づきを読む・書くあなたたちが、わたしが話しているこの言葉の深い意味に気づくとき、あなたたちはそれに伴う力にも目覚めます。内なる領域にこそ“至高者”が宿られているからです。
講話 8 - 5
気づきを読む・書くあなたたちの内におられる全能の神は強く、たじろぐことはありません。神はもっとも偉大なる者よりも偉大であり、大天使の理解すら超えています。しかしその神があなたたちの内に住まわれており、その住処(すみか)があなたたち内なる天国と呼ばれているのです。
講話 8 - 6
気づきを読む・書くこれが誤解されたり、理解されなかったりすると、人類は自らの地獄を創り出してしまうのです。
講話 8 - 7
気づきを読む・書くあなたたちがこの驚嘆すべき真理に気づき、それを受け入れたとき、もはやそこでは別れ別れになったり、孤独になることはありません。そこには完全な一致があり、一体感があり、それを受け入れている個人にとって、それは永遠にして不変に続くものです。
講話 8 - 8
気づきを読む・書くこの認識は悟りを通じて、ときには瞑想によってもたらされるものですが、決して分離や分裂によってもたらされることはありません。
講話 8 - 9
気づきを読む・書くどのような形であれ、あなたたちがお互いに分離しているならば、その一体感が、完全に自分のものになることはありません。なぜなら、あなたたち自身の心の内奥を深く探し求めるとき、そこでは、“わたし”があなたたちの心の扉を叩き、中に入ろうとして待っていることがわかるからです。これはすべての魂の中で起こっていることなのです。
講話 8 - 10
気づきを読む・書く“わたし”を心(ハート)の中に受け入れた者は、すべての人を受け入れなければなりません。どんなに気難(きむずか)しい人であっても、どんなに悪人のように見える人であっても、受け入れなければいけません。彼らはすべて、“キリスト”の一つの心(ハート)の中に受け入れられます。“わたし”のもとに来る者で、かつて追い出された者は誰もいません。