講話 10 - 1
気づきを読む・書く知的な知識のみでは不十分です。“悟りを伴った心”によってこそ、父を知ることができるのです。
講話 10 - 2
気づきを読む・書く想念が論理的に考えることができるというのは良いことですが、この“直にわかる”ということは、論理的に考えることよりもさらに奥にあるものでなければなりません。あなたたちは、それを感じ、それを、あなたたちの心でわからなければなりません。
講話 10 - 3
気づきを読む・書くあなたたちが本当に感じることができるようになる前に、あなたたちの心もまた、“愛”に満ち溢れていなければなりません。これこそが“キリスト”であり、この世に現象化している“力”であり、人類全体を支えている“力”なのです。
講話 10 - 4
気づきを読む・書くこれが絶対合一のものであることを理解したとき、あなたたちのために独立して働き始めます。あなたたちの内なるこの力の全一性・完全性に気づくにつれて、あなたたちはそれを実感し、覚知(かくち)し、“愛”そのものとなるのです。
講話 10 - 5
気づきを読む・書く“心”は“神の叡智”への入口です。このことは、あなたたち自己自身の“心”でのみ理解することができます。
講話 10 - 6
気づきを読む・書く心(想念)は論理的思考に導き、何が偽物であり、何が真実であるかを知り、理解することができます。想念はハートへの入口ですが、ハートが“キリスト愛”で満たされていなければ、あなたたちの中に“キリストの力”はありません。
講話 10 - 7
気づきを読む・書く想念は的確な論理的思考をすることができます。しかし、わたしがいう“理解”(悟り)とは、知的な理解ではなく、想念の背後にあり、論理的な理解を超えた、“万物の創造”の原因を覚知するということです。
講話 10 - 8
気づきを読む・書く真理はただ一つしかありません。わたしはわたしが理解していることを、多くのやり方で繰り返しています。これがわたしの知る限り、もっとも容易(たやす)く、もっとも効果的な方法だからであり、他の方法は用いません。
講話 10 - 9
気づきを読む・書くさまざまな考えや言葉、名言などを拾い上げ、それを繰り返す多くの人びとがいます。しかしそのようなことには、ほとんど価値はありません。悟りを伴っていない発言やその繰り返しは、“愛と叡智”である“キリスト力”の開発にはほとんど価値はないのです。
講話 10 - 10
気づきを読む・書くわたしが言っているのは、こういうことです。「あなたたちが自己の心の中で悟り始め、心が清らかになったとき、そこにキリストが宿ります。言葉や考えは想念に属しますが、考えなどを超えて本当に感じるのは心です。考えや観念は真理ではありません。どんな言説も真理ではありません。どんな信仰も信念も真理ではありません。真理はそうしたものすべてを超えています。