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神は“愛”です、“愛”は神です。しかし、愛とは何かについては、誰も知りません。わたしたちが知っているのは、愛こそが実在であるということだけです。あなたたちはこれまで愛とは何かについて、いろいろと理論づけをしてきたことでしょう。しかしそのようなことは決して行ってはならないのです。“真理”は外からくる示唆(しさ)などなしに、あなたたちの内から紐解(ひもと)かれなければなりません。また、愛とはこういうものだと決めつけてしまってもいけません。そうすることは真理への道を閉ざしてしまうからです。(ヨハネの手紙一4章7-21節)

“愛”は全宇宙の中心です。この中心よりたゆまぬ“愛”の流れが、すべての魂、すべての生きとし生けるものを通して流れています。花々を通して、動物を通して、人びとを通して、あるいは天使たちを通して、この同じ“愛”が“宇宙の中心にある泉”から流れ出て、“愛”の真の姿を永遠に現しているのです。

“愛”は鉱物においては親和力として現れています。“愛”は花々においてはそのエッセンスとして現れています。“愛”は動物においてはその本性の内に現れています。そして人においては、“愛”は愛情として現れています。この“愛”の真の姿を悟るとき、あなたたちの存在すべてが“愛”によって満たされ、すべての肉体細胞が生命力に満たされるのです。

世において、“愛”の他にはどんな力もありません。天においても地においても、“愛”こそ “唯一の真の力”なのです。なぜなら愛は永遠であり、常在だからです。外なるものは消えていくでしょう、しかし“愛”は永遠です。なぜなら“愛”は、“神の遍在” だからです。

“愛”とは何かを論じることは、“愛”の一側面でしかないメンタルな論議でしかないのです。“愛”について論議することは、“愛”の力を失わせてしまいます。あなたたちは、“無限の大生命”である“愛”によって創造されたのです。“愛”とは何かをこのように理解し、悟ったとき、真の“愛”の本質が現れるのです。

地上のすべての偉大な魂たちは、世界の至る所で、さまざまなやり方によって、この“愛”を現しているのです。

“真理”とは何かについて、様々な示唆(しさ)が外からやってくるでしょう。しかし、外から来る示唆によって“真理”を理解することはできないのです。それゆえ、“真理”に関してはどのような決めつけも行ってはいけません。なぜなら“真理”は測りがたく、永遠なるものだからです。“わたし”は常在であり、 “永遠なるわが神性”の内に自己自身を現しているのです。

あなたたちはこのことを受け容れなければなりません。しかし、それが何であるとか、何ではない、などと結論づけてはなりません。

覚えておきなさい、この強大な力が、あなたたちの中で紐解(ひもと)かれるのを待っているのです。その力によって準備された乗り物があなたたちであり、あなたたちの魂は、その力が流れ出るための乗り物なのです。このことを意識することが “神人” となる秘訣なのです。

空間とは何でしょうか。あなたたちは現在、あなたたちと、あなたたちに影響を与える心(マインド)との間での思考伝達の速さについて学んでいます。これらの思考に距離はありません。